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仰げば尊し


2020.03.02

令和2年3月号 

仰げば尊し

 仰げば尊しは明治の時代から卒業式で歌われる曲でしたが最近では他の合唱曲に代わることが多くなっているようです。二番で 互いに睦みし日ごろの恩 別るる後にもやよ忘るな 身を立て名をあげやよ励めよ 今こそ別れめいざさらば と歌われ、立身出世せよ 名を高めよといった表現を敬遠する向きがあるのではないかとも云われます。別れて後も感謝の想いを忘れずその想いを糧に努力を積み重ね世のため人のためになれるよう奮励しなさいという意味で、一番から三番を通して卒業生が先生に感謝し先生が卒業生を激励しお互いに学校生活を振り返り心身の修養を目指そうというこの歌で卒業した年代にとっては懐かしく感激として心に残っています。別れがあってもまた新しい出会いがあります。卒業式は別れと同時に希望に満ちた出発の式であり、いさぎよい最後の一節はその意気込みを示したものとしての力強さを感じます。町内の麗澤瑞浪中学高等学校の卒業式でこの仰げば尊しが蛍の光とともに永く歌い続けられていることにほっとしています。
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