4月の稲津さん 【土の魔術師】
2022.04.04
4月の稲津さん
土の魔術師
日置 哲也さん 45歳 神戸
令和2年稲津町文化祭では、特別展に出展して頂きました。
「出身は各務原です。大学時代に職人になりたいと思い立ち多治見工業高校専攻科に入り、卒業後陶芸家のもとで4年間働きました。土作りに誘われ結婚と同時に土やになりました。」
「子どもの頃から絵を描いたり物作りは好きでした。誰とでも仲良くできる、でもグループで遊ぶことはあまりしない子どもでしたが今では、物作りをとおして気の置ける仲間もたくさんできました。」
「土の仕事は朝早く、夏は暑く、冬は寒い大変な仕事です。今では、生活のサイクルになっています。」
「物作りをする人たちに尊敬の念が強く、唯一無二の土づくりをしています。全国の作家さんなど多くの人と会い話す機会が多くとても刺激的です。」
土作りと作陶、忙しく充実した毎日を送ってみえます。
稲津の印象は、田んぼが多くのどかで住みやすい街だなとおもいました。
稲穂がきれいで、空が広いなと感じました。
でも、飲み屋さんや食べ物屋さんが少なく残念です。
いろんな土をブレンドして納得できるまで試作をできるように、少量から販売しています。
地層ごとに土の性質は違います。
それをどうブレンドするかどう整えるか、唯一無二の土づくりをしています。
色の違う土を地層の様にビンに詰めてある。
これだけでオブジェの様です。
取扱う土は100種類以上。
ブレンドしたものを実際に焼いたもの。
テストピースです。
ちょっと料理ににています。
窯焼きさんには安定した土を、陶芸家に卸すブレンド土を扱っています。
最近はビールタンブラーや植木鉢を製作しています。