初夏の景色
館長コラム
2019.05.31
令和元年6月号 初夏の景色
目に青葉、山ほととぎす、初がつお
日に日に緑濃くなって行く山々、苗が植わった稲田を渡る涼風が初夏ならではの清々しさを与えてくれます。
ほととぎすは、ホッチョカケタカ、あるいは、テッペンカケタカと鳴きます。昔、親たちから、あの鳴き声はほととぎすだよと口伝てに教わってきました。ほととぎすは卵を鶯の巣に産み付けて鶯に育雛をさせるいわゆる托卵の習性をもちます。春先の鶯のホーホケキョ、初夏のほととぎすのホッチョカケタカ、双方ともに春から初夏にかけて日本の季節を象徴する鳥たちです。
初がつおは、初夏の頃一番早くとれる走りのかつお、美味で珍重されるもので、かつおのたたきで一献といきたいこのごろです。暑気払いには何と言っても冷たい一杯、いよいよ左利きの人たちの待ちに待った季節到来です。
そのころ梅雨が明けていることを願いますが6月末には、屛風山登山と山の音楽会が計画されています。多くの皆様の参加をお待ちしています。(N)