文化祭
館長コラム
2023.10.03
令和5年10月号
文化祭
文化祭
稲津の風物でもある黄金色に輝く稲穂のさざ波もほぼなくなり、赤とんぼが田んぼの中を飛び回っています。「ミーン・ミーン」と鳴くセミの声から「チンチロリン」とコウロギなど虫の声に変わってきました。山も徐々に彩づきはじめ、いよいよ1年で一番過ごしやすい秋へと衣替えが始まりました。
暑い8月、9月はまちづくり協議会や公民館での大きなイベントはありませんでしたが、10月の声を聞き、まちづくりでは、秋のさつまいも収穫祭、公民館では稲津町文化祭を開催します。
文化祭はコロナ禍により規模縮小されてきましたが、今年は完全実施を目指します。小学生、中学生の皆さんも芸能の部に参加していただけることになりました。子どもさんやお孫さんの元気な姿を見てください。そして麗澤瑞浪中学高等学校の吹奏学部による演奏は皆さんの心に染みわたるものと思っています。日頃の練習の成果を発揮し、披露出来る姿を多くの皆さんの心に焼き付けていただけることと思っています。
稲津の文化を駅伝に例えると、先人から引き継いだ襷を次の世代に繋げることと思っています。しかしながらこの襷は決してゴールはありません。形を変えながら常に次へと引き渡すことが文化ではないでしょうか。文化祭では展示、物販のコーナーもあります。いいなっつ農園で収穫したさつまいもも廉価で販売します。多くの皆さんの力を借りて今年の文化祭が大いに盛り上がるものと期待しています。
(M)