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一所懸命


2017.05.31

一所懸命
燦々と降り注ぐ日射し、日増しに緑を濃くしていく青葉、風にそよぐ早苗…。
初夏はあらゆるものが躍動する季節です。そして、自然の中で生かされている自分を強く感じる時です。
こんな季節の中で、5月17日に稲津小学校5年生の田植え体験、20日にはいいなっつ農園の苗植えが行われました。どちらも子どもたちの歓声が響き渡り、周りの田園風景の中に溶け込んでいきました。子どもたちは、「和を以て尊し」という瑞穂の国、私たち農耕民族のDNAをしっかりと受け継いでいるようです。
しかしその陰には、八十八の手間がかかる米作りには羽広の中山修さんが、さつま芋は勝股農園長とボランティアの皆さんが精魂込めて準備から収穫まで見守っていることを忘れてはなりません。それこそ一所懸命に…。
一生懸命の語源となったこの言葉は、鎌倉時代の武士たちが将軍から預かった土地を命懸けで守り、暮らしを守ったことに由来しています。
この献身的な思いが子どもたちに伝わり、実を結び、秋には豊作の飛切りの笑顔に出会えることを祈っております。
 (K)
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