音楽のまち
館長コラム
2024.02.01
令和6年2月号
音楽のまち
音楽のまち
2月11日山口村長を中心とした「いなつフォークvillage」が開催される。平成22年に産声をあげたこのイベントも今年で15回を迎える。稲津町民だけでなく町外からも多くの観客が集まる大きなイベントである。
稲津が「音楽のまち」と言われる所以かと思う。「フォークvillage」開催前には稲津公民館に3000枚を超えるレコード盤が展示される光景は圧巻であり、大半のアーティストが分かってしまう。時代をタイムスリップした気分になってしまう。
今は音楽配信やCD(コンパクトディスク)の時代であるが昭和の時代はレコード盤、真ん中に穴があったためドーナッツ盤ともいわれた。蓄音機は自分の時代ではないが「プレーヤー」、「アンプ」、「チューナー」などが別々に分かれ、臨場感を出すためにスピーカーを部屋のどこに置くか悩み、レコード盤に針を乗せる緊張感、いわゆる「コンポ」と言われる時代があったことが懐かしい。
この「いなつフォークvillage」の母体となるIMC(稲津ミュージッククラブ)があります。公民館短期講座による「ギターウクレレ教室」などの講師を努められた山口村長の功績があればこそ、そして当初のメンバーだった小学生たちが成長しても音楽に携わる。音楽に携わる人口のすそ野の拡大に繋がったことは容易に想像できる。
これからも「いなつフォークvillage」が毎年開催され、多くの人々の笑顔が見られることを期待したい。 (M)
平成26年 4月 ギター ウクレレ教室
平成26年2月 フォークvillageのようす。
レコード展示
当時は喫茶コーナーがありました。