粟の観察日記⑬ 精粟 / 中山さん宅
2017.10.05
10月5日(木)
今日は3日前に脱穀・もみすりされた粟を、精白しました。
3日前の玄粟。
ふ~ん… これはお米なら まだ黒い皮を被った玄米の状態ものなんですね。
小栗さんのお宅でお借りしてきた精米機。むか~し実家でも見たことある!今はコイン精米機に持って行きますが…
これだと30㎏の玄米を精米するのに1時間近くかかるそうです。
「粟、少しずつ入れてみよか…」「どうなるかわからんで…」
「おっ、なかなかいいんやないの?!」
小栗さん、農協さん、まちづくり、県職員、みんなで覗き込んで…、「ちょっときれいになったかな?」
「大丈夫そうやで、全部入れよか。」
精米機で圧をかけて回すこと40分。ほんわかあったか~くなります。
左が精粟前の粟。右が一皮剥けて気持ち色白になった粟。
「このくらいかなあ? あんまりやると削れてなくなっちゃうとあかんでなあ。」
粟糠、ここにたまってます。
きれいになりました。
「もったいないで、たまっとるのも…。」手を切らないように気を付けて…
「傾けると残ったのも出てくるんや。」 お元気なことです!
餅粟だそうです。
鳥のえさのよう、と言うけれど、ビタミンB群、鉄、その他のミネラル、食物繊維も豊富で、五穀米などにして食べることが見直されているんです。うちもお米に混ぜて食べてます!
お米よりしっとりと、油が搾れるような感じの粟糠です。
きれいになったように写真ではみえますが、まだ小さな黒いゴミが混じって、小さめの粒や、少し透明っぽい粒も…。
「これを選別して献上できるようにするには、タイヘンなことやなあ。」
厳選されたぷっくり丸い薄黄色の5合の粟にしなければなりません。
精米機、軽トラに積んで持って来てくださった 小栗さん、ありがとうございました!
10日に粟の選別 9時~、ピンセットで頑張ります!