雨ニモ負ケズ
　　　風ニモ負ケズ

今年の一〇月は風変わりな月だった…。
青天の霹靂の解散総選挙。希望という名の台風の目が吹き荒れるかと思われたが、わずか数日で逆風に晒された。投票日には大型台風が日本列島を襲い、大きな被害を齎した。選挙結果は、多少の様変わりがあったもの元の木阿弥。大金を使い何のための選挙だったのか、今も疑念が残る…。
そのため「おらが村祭り」も、一週間の延期を余儀なくされた。それでも、台風二十一号の最中に文化祭じゃなくて良かったと胸を撫で下ろしておった。ところが、また季節外れの台風が発生し、前号と同じルートでやって来るというのだ。
我々は必死で祈った。少しでもそれてくれることを。しかし無情の雨は初日の朝から降った。片付けの頃に土砂降りの雨に変わったが、降ったり止んだりで、文化祭の全日程を無事に終えることができた。

「雨降って地固まる」と申しますが、こうした状況の中で、みんなの力で盛り上げていこうという郷土愛をひしひしと感じました。すべての村人の皆さまに感謝し、異例だった文化祭の顛末記とさせていただきます。 （Ｋ）